康綺堂の本読み備忘録

読んだ本の感想や探偵小説の考察等のブログです。

千金2018

考察や感想ではないけれど、思ったことを少し。

今年も、岡山県倉敷市真備町岡田を舞台にした
「1000人の金田一耕助」(以後「千金」)に
参加してきた。
今年は特別な年の特別な千金になった。
10回目の千金、7月の豪雨被害から復興の最中にあるなかでの千金……

各自の見事なコスプレや地元の方々の温かいおもてなしはTwitterの方にアップしているので、ここでは印象に残った言葉を。
今回は横溝正史次女の野本瑠美さんも参加された。横溝正史疎開宅にて
「父(横溝正史)は、照れ屋だから今ごろこの辺(頭の少し上を指差されて)で照れているかもしれない。優しくて照れ屋で、そして厳しい父でしたから」
「父は、色んな困難にあいながら、それでも色んな方々の助けを借りて、作品を書き上げてきた。大変な中だけれど、どうかへこたれないで、前を向いて頑張って」とお話しされた。
メモや録音を採っていなかったので記憶だよりの記述になったが、このようなお話だった。
多分、これから、私は大なり小なり困難に直面するだろう。その時、その時にはこの言葉を胸に前へ進みたい。

さて、千金2018は「がんばろう真備」の合言葉で閉会した。今回の開催には実に様々な人たちの尽力があったことを改めて胸に刻みたい。
私自身に出来ることは微々たるものだけれど、それでも、ほんの少しでも力になれるなら、力を尽くしたいと思う。
来年、今後も、あの町で皆さんと会うために。