康綺堂の本読み備忘録

読んだ本の感想や探偵小説の考察等のブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

振り返りと目標と2019

2019年も残りわずか。 振り返りと目標とかを。今年は初めて ・サイン会に参加 ・地元のミステリー研究会に入会 ・無料配布型のペーパーを作成・配布 した1年でもあった。 少しずつアクティブというかアグレッシブにはなりつつあるとは思う。 来年は千金だけ…

千金レポート2019 講演会編

熱気を帯びた千金の翌日24日(日)は 午後から倉敷市立美術館にて講演会が 開催された。講師はおなじみ網本善光さんと浜田知明先生。 網本さんは『八つ墓村』を中心に、横溝正史にとっての「岡山」について講演。・「岡山」と「」(カギカッコ)つきなのは 「横…

千金レポート2019

11月23日(土) 今年も「巡・金田一耕助の小径」(「千金」) に参加出来た。朝からカラリと晴れた青空、気温は昼までにぐんぐん上がり、熱気に満ち満ちた千金となった。続々と集まる参加者さんを出迎え(?)ながら 「さかんだなぁ、さかんだなぁ」とワクワク。犬…

読み直す話

うーん、弱った。 更新を「最低月一回」としているが、1ヶ月はあっという間で、その間スカラカチャカラポコハチャメチャのハチャハチャで、てんやわんやしているわけで、なんともはやである。そうしているうちに「千人の金田一耕助」(千金)まであと1ヶ月を…

メトロミステリー倶楽部9月の例会

9月20日はメトロミステリー倶楽部の例会。 場所は前回と同じくレトロな建物の市民交流センターにて19時からの開始。 今回は1月から入会された方と発足以来からのベテラン会員の方が来られていた。 各自オススメで紹介いただいたのが稲見一良作品 澁澤龍彦の…

夏の短文

夏が苦手で、毎年この時期は活気が停滞するのだが、今年はなんとか乗りきることが出来た。一つは函の製作。今年のはじめに手を出して止まったままだったギミック付函を完成させることができた。もう一つは千金の配り物にする予定の冊子の作成。『本陣殺人事…

歌留多読み手打ち明け話

ありがたいことに評判も良く、また色々と質問を頂くことも多いため、この場で少し覚え書きみたいなものを書いて打ち明け話としたいと思う。毎年11月に開催される「千人の金田一耕助」通称「千金」では、真備町民館岡田分館にて意見交換会が行われる。地元の…

メトロミステリー倶楽部の例会

去る7月19日、メトロミステリー倶楽部の例会に初めて参加してきた。長崎市内にあるレトロな外観の交流センターにて開催である。メトロミステリー倶楽部は、地元のメトロ書店が主催する団体で、20年近い歴史があるという。名前は聞いていたがつい問い合わせが…

開設1年目

今朝気づいたのだが、このブログを開設して 1年になる。 「最低でも月一回」と決め、今のところ結局その通りになっている状態でもうちょっと更新の頻度を上げられたらと思うこの頃。さて、今現在私は仕事でジタバタしている傍ら、鮎川哲也の鬼貫警部もの長…

誕生日の話

昨日5月24日は横溝正史の誕生日。14歳になる春、稲垣吾郎版『犬神家の一族』をみて感動し、次回作とされた『八つ墓村』の原作を読んで更にハマり……という経緯は以前から話している。思い出せる限りだが、梅雨入り直前のこの時期の私は『悪魔の手毬唄』『…

『魔眼の匣の殺人』サイン会と作品の感想 (ネタバレつき!)

※※今村昌宏『魔眼の匣の殺人』 アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』 横溝正史『獄門島』 のネタバレがあります。ご注意ください。※※ 去る4月13日、メトロ書店本店で開催された 今村昌宏先生のサイン会に行ってきた。実を言うと人生初のサイン会…

もっと「平成ミステリ」

この記事を書いているのが3月31日、明けて明日4月1日にはいよいよ平成にかわる新しい元号が発表される。先日、Twitter上で「平成年間に発表されたミステリのベストを決める」アンケートが行われた。 私も参加したが、さて結果を見てみると、その内容の豪華な…

堂廻面食の途中

昨年から夢野久作『ドグラ・マグラ』を沖積舎の初刊本復刻版で再読しているが、諸々の事情で絶賛停滞中である。かの有名な「スカラカチャカポコ」や「胎児の夢」の迷宮を抜け「空前絶後の遺言書」までたどり着いたはいいが、隠し撮り映画のくだりでストップ…

2019年もドタバタ!

年始からギッチリ組まれた勤務に翻弄されていたのもあって、2019年最初の投稿が今日になってしまった。いやはや申し訳ないです。 懸念であった研修(本業のね)もなんとか通信課題が落着き、春のスクーリングまで復習を繰り返しつつも多少ゆっくり出来そうで、…